make no statement

音楽や映画、本などの感想や、日々思うことなどをゆるく。

映画

それでも、

●『それでも恋するバルセロナ』。ウディ・アレンの日本公開最新作。舞台はその名のとおり、バルセロナ(というかスペイン)。なんとなくで観にいったため、期待値はゼロ。過去に、ウディ作品を1回観たが(タイトル失念)、あんまりに肌に合わず、それ以降積…

職業倫理の問題

●この土日に、「劔岳 点の記」と「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を観てきた。両作品とも、すごい濃度。仕事の精度・クオリティが半端ない。まず「劔岳」ですが、これはもうすげえ熱気というか本気に溢れているな、と思った次第。物語自体は、縦線一本を突…

大日本人

新宿・渋谷だとキャパも小さくしっかりみれそうもないので、立川のシネコンで松本人志監督『大日本人』を鑑賞。少ない事前情報を組み立てていくと、昨年の傑作韓国映画『グエムル』と近似性がある作品なのかなぁ、と勝手に推測していたが、かなり違った。某…

エロ視点で

ストロベリーショートケイクス [DVD]出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ発売日: 2007/04/25メディア: DVD購入: 5人 クリック: 280回この商品を含むブログ (227件) を見るまあざっと、2倍速で観てみた。たまたま家にあったので。 男視点的に言うと、…

反省の時代

■『ブラッド・ダイヤモンド』(2006米/ワーナー)143分 監督:エドワード・ズウィック 脚本:チャールズ・レビット 出演:レオナルド・ディカプリオ ジェニファー・コネリー ジャイモン・ハンスゥ 内戦が続くアフリカ。漁師のソロモンは反政府軍に捕まり、ダ…

tokyo loop

イメージフォーラムで「TOKYO LOOP」(http://www.imageforum.co.jp/tokyoloop/)を鑑賞。イメージフォーラムに来るのはホントに久しぶりだ。「ボディドロップアスファルト」を見て以来かな。そうそう当時、付き合っていた彼女と一緒に見に行ったんだけど、…

硫黄島からの手紙

朝、10時の回。新宿ミラノ座。やっぱり平均年齢高め。席は7割方埋まっている。 いやはや、心詰まるシーンが4、5回あった。これをアメリカ人が見て、どう思うのだろうか…。

東京フィルメックス

東京フィルメックスで黒沢清のプレミア上映。『叫(さけび)』。役所広司、小西真奈美、オダギリジョーほか。ホラーを切り口としたジャンルレスムービーとも言えるような内容。怖いんだか、ニヒルなんだか、ってところ。舞台挨拶には、黒沢監督と役所広司。…

ピーターパン・シンドローム

大人になりきれない大人。アダルトチルドレン。そんな方の胸をギュッとさせる映画『時をかける少女』を渋谷のQ-AXで。とにかくディテールが細かい。「おんな投げ」「プロレスごっこ」「業者テスト」などなど。ハイスクール時代を想起せずにはいられない。ま…

怪物

公開翌日に観た、グエムル。 スピルバーグの『宇宙戦争』とテーマ的には似てるんだけど、アウトプットがこれだけ違う。僕は断然グエムル支持。 パニック怪獣映画をモティーフに、コメディ、家族愛といったもの、あれだけフュージョンさせてエンタテインメン…

バディムーヴィン!

先日、細田守氏が手掛けたルイヴィトンの映像をYouTubeで観て(http://www.youtube.com/watch?v=4C84FLwm3DA)、なんだこのPOPさは!と驚いた次第。同氏が監督する「時をかける少女」aka「時かけ」(http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/)をチェックせねば…

俺のフロウを止めるな!

「男ならコレを観て、泣け」と言いたい一作。それがこの作品、「ハッスル&フロウ」。8mileと似たようなストーリーって言っちゃえばそうなんだけど、要はヒップホップ成り上がり映画。主人公はポン引きakaピンプ。カシオのトイキーボードに触れて、昔を思い…

あのねのね

スタジオジブリの原点とも言われるフランスのアニメ映画「王と鳥」(http://www.ghibli.jp/outotori/)を観る。 まあ、これといってジブリ信者では無いんだけど。 やっぱカリオストロの城に近似してるなー、ってところ。いやしかし、王が、あのねのねの原田…

おたのしみはこれからだ

eiga.comより抜粋。 タイトルがどうか?とは思うが、個人的にかなり楽しみ。オールドボーイや南極日誌など、かなりストレンジかつエンタテインメント性にも優れた怪作が多い韓国だが、ここらへんの嗜好を共有できる友達がいなくて、残念でならない。 ■韓国の…

機内

9・11ハイジャック機内を描いた『ユナイテッド93』の公開日が8月12日に決定した模様。 http://www.united93.jp/top.html

原題は『怪物』

"韓国のスピルバーグ"(ニューヨークタイムス)と讃えられる、弱冠36歳の奇才ポン・ジュノ監督が、驚愕のパニック・エンタテインメントで世界に挑む、映画『グエムル -漢江の怪物-』。 http://www.herald.co.jp/official/guemuru/ http://www.guemuru.com/ 9月…

嫌われ松子の一生

ミュージカルエンターテインメント映画。すごいポップな一作かと思ったら、結構凹んだ。要素は盛り込み満載で、木村カエラやAIといった時代のアイドルの顔も出てくる(あと蒼井そらも、ね)。役者陣も、本格派からお笑い系、大人計画系まで豪華。しかし、ひ…

ニアイコール

武闘派絵師・天明屋尚のドキュメンタリー『≒天明屋 尚』、公開日が決まった模様。東京ではライズエックスで6/3〜。ただただ、見とれる美しさ。そして、和とストリート感が融合され、見ている者を「斬る」感のある、あの画がどうやって創り出されているのか。…

となり町戦争推進係

昨年の話題の書。三崎亜記『となり町戦争』(http://d.hatena.ne.jp/sassin01/20041118 http://d.hatena.ne.jp/sassin01/20041229)が映画化の模様。主演は江口洋介+原田知世。監督は渡辺謙作。

ナイロビの蜂

『ナイロビの蜂』。 これ、傑作じゃないでしょうか。簡単に言うと企業陰謀モノなんですが。メッセージが濃い。考えさせられる。搾取の問題等…。 これを2時間にまとめながら、エンタテイメント性も保つフェルナンド・メイレレス監督には脱帽というか…。

5

『探偵事務所5』(http://www.tantei5.com/)の予告編を始めて観てみる。高校生?くらいのときに、林海象の『濱マイク』シリーズや『アジアンビート』シリーズに刺激を受けてきたので、やはり気にはなる。映画版は成宮氏と宮迫氏ということで、旬の俳優+芸…

ハチ

今観たい映画は何気に『ナイロビの蜂』(http://www.nairobi.jp/)。最初は、タイトルからして、文芸作品?ル・シネマ系?と思い、遠慮がちであったのだが。ね。監督は『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス。何やら製薬会社の陰謀とかを描い…

ボンクラも楽しめる

Mr.インクレディブル(http://www.pixar.com/jp/feature/incredibles)をDVDで。前々から観よう、観ようと思っていたが、伸ばし伸ばしになっていたので。ボンクラヘッズの間で秀作と謳われた『アイアン・ジャイアント』の監督ブラッド・バードの最新作。といっ…

様式美

ソフィア・コッポラ次回作は「マリー・アントワネット」。主演はキルスティン・ダンスト。 どうなんか。中野裕之が時代劇を撮り始める、みたいな感覚か。いや違うか。地元フランスでは、ちょい否定的みたいなことがnewsweekに書かれていたが…。 http://www.t…

燃える

渋谷シネ・アミューズ『君とボクの虹色の世界』(http://www.kimiboku.jp/)。 ガーリー映画。という前情報のみで観にいったのだが…。内実、そんなこともなく、ガーリーにエログロのせてみました。的な感じがなくもない。物語の冒頭で、自分で手を焼くシーン…

ヤリたくてしょうがない

まあ、下世話な話。 別に読みたくない人は読まないでください。映画『アメリカン・パイ』の話なんで。 童貞4人組が、卒業式のプロム!までに、「童貞も卒業」しようぜ、そんな話。あえて王道の「プロム」あたりをクライマックスに持ってくるとこらへんが確信…

青い猫

http://www.dora-movie.com/ でた。 『のび太の恐竜』。来月公開だが、これはかなりヒットするのでは。パブも多いし、なんたって「哀愁」。これがあるはず。大人も足を運ぶ一作。映画ののび太はやたらタフ。あー、昼寝がしたい。

BIJO

昨年の「世にも奇妙な物語」でも、妻夫木聡主演で、筧昌也監督本人のリメイクがあった『美女缶』。そのオリジナルヴァージョンをようやく見る。やはり、色使い・デザインセンスなどを含めて、ポップな印象。実際は手が届かない異性とのすれ違う心…というシチ…

賞レース

05年度も末。ということで、グラミー賞、アカデミー賞…とまでは行かないが、国内でも様々なアワードが催されるこの時期。映画関連の各賞を次々に受賞している『運命じゃない人』。1/27(金)にDVD発売とのこと。05年の作品の中ではスマッシュヒットだったの…

たたみかけるように、南米映画

昨年は「バス174」、「シティ・オブ・ゴッド」と刺激的でセンセーショナルなブラジル映画との出会いがあった。そして、年明け六本木ヴァージンシネマで封切られるエクアドル・メキシコ映画『タブロイド』。これにも注目である。 http://www.tabloid-movie.jp/