make no statement

音楽や映画、本などの感想や、日々思うことなどをゆるく。

考える/ピント




ここ2〜3日、ずっと近田春夫を聴いている。

思えば近田春夫と出会ったのは『浅草橋ヤング用品店』が最初かもしれない。当時はヒップホップの人だと思っていた。それからなんやかんや。日本ロック史的な文献を漁ってみると、まさしくロックの文脈で近田氏の名前が出てきたりして。それでも僕が最初に手を出したのはビブラストーンじゃがたらのようなファンクにちょっとびっくりしたり。並行して週刊文春の連載『考えるヒット』を読んで追っかけいたけどしばらくは忘れてた・・・。そして最近。70〜80年代歌謡曲を掘り起こそうと、盤を色々見てたらまさしく近田春夫ベスト盤『考えるベスト』を手にとって、再熱。氏の音楽性は、ポップ・ロック・歌謡曲⇒ヒップホップ⇒トランスという変遷をとげているのだが、今の自分は特に歌謡曲時代の楽曲を熱聴。

笑っていいとも資料室によると、樹木希林さんからの紹介でテレフォンショッキングに出演(1998年8月6日)。曖昧な記憶だが、その時近田氏は、(山塚アイっぽく、なんというかややみすぼらしく/小汚く)Tシャツにバギーパンツ。よりによってタモリに服を突っ込まれたが、近田「このTシャツ、実はバーニーズニューヨークで買ったんですよ」と。
その絶妙なバランスに大学生時分、私、氏をスゲー洒落てる、格好良い、と思った。なんて・・・

そんな思い出話。今日から3月。頑張りましょう、とかなんとか。


金曜日の天使/近田春夫&ビブラトーンズ

考えるベスト

考えるベスト

考えるヒット (文春文庫)

考えるヒット (文春文庫)

超冗談だから

超冗談だから