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アフリカ情勢について

報道の目が行き届かないアフリカ内部は非常(非情)な事態になっているようだ。

■国連、「忘れられた危機」PR 津波災害のしわ寄せ懸念(www.asahi.comより)
 国連はスマトラ沖大地震津波災害の救援に財源確保のめどが一応ついたことを受け、そのしわ寄せが懸念されるアフリカなどの「忘れられた危機」への対応を強化する。国連人道問題調整事務所(OCHA)の当局者が明らかにした。

 OCHAは11日、地震津波支援国会合に合わせて、もともと予定されていた「忘れられた危機」支援会合も開いた。スーダンコンゴ(旧ザイール)などの人道問題に注目を集めるためだ。

 OCHA所長を兼ねるイゲランド国連事務次長はこの日の記者会見で、今回の災害救援に国際社会がみせた素早い反応を評価する一方、「この寛大な支援が(しわ寄せを受ける)他の場所での悲劇につながってはならない」と述べ、「忘れられた危機」にも注意を向けるよう訴えた。

 同事務次長は全世界を対象とした災害支援の責任者でもあるため、地震津波の発生当初、「先進国の支援は十分でない」と指摘、支援引き出しに全力をあげた。しかし、数十億ドル規模の支援が集まる見通しがついた年明け以降は、「忘れられた危機のもとで、津波災害と同じ数の死者が毎週のように出ている」など、各国の関心を「忘れられた危機」にも向けようとする発言を続けている。

 災害支援の「パイ」が限られるなか、津波災害に資金が集中すれば、他の人道問題への配分が減ることが想定されるからだ。04年、OCHAが窓口になったアフリカの人道危機支援への国連アピールは、目標の4〜6割の達成率にとどまっているものが多い。今年は津波災害の影響で、さらに低下する可能性があると見られている。

 国連は「少なくとも200万人が殺され、400万人の避難民が出た」(アナン国連事務総長)南部地区内戦が終結したばかりのスーダンや、感染症などの疾病や内戦で毎日1000人の死者が出ている」(イゲランド事務次長)コンゴなどを中心に、支援のテコ入れを図る方針だ。 (05/01/13)

注)赤字筆者

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