make no statement

音楽や映画、本などの感想や、日々思うことなどをゆるく。

沈まぬ太陽


●両親が観た、とのことで、なんとなくつられて観ようかなーと思っていた。元々、母親が結構、山崎豊子好きということもあり、山崎氏著作を読むチャンスは多分にあったが、巻数もあるし…ということで敬遠していた。そこで、映画なら観れるかも、ということで劇場へ。率直な感想を言うと、「面白かった」の一言。「CGがちょっとおかしい…」、「尺が長いので、こういう作品こそ2部構成や3部構成に…」、「主人公(渡辺謙)とライバル(三浦友和)の対立構造をもっと深く描けばストーリーがもっとシャープになるはず…」と色々、言いたいことは出てきてしまうけど、結果的には面白く観れた。矜持という部分では、「最強伝説黒沢」にも通ずるところがあるのでは…。会社とは、組織とは、友情とは、出世とは、仕事とは、家族とは、色々な角度からの気付きも多いはず。多くの人に観てほしい一作なのでは、と思う。