make no statement

音楽や映画、本などの感想や、日々思うことなどをゆるく。



「リトル・バーズ -戦火の家族たち-」を観た。新しくなったUPLINK FACTORYにて。
この作品はアジアプレス所属の綿井健陽さんというジャーナリストがイラク戦争前後に撮った映像を編集し映画化したドキュメンタリー。
フセイン政権の政策(イランイラク戦争クウェート侵攻、湾岸戦争)やアメリカの軍事介入でイラクの人々、それは女性も子供も含む、は倒れていく。
空爆で、クラスター爆弾で足が手が、失われていくバクダッドの一般市民。テレビのニュースじゃ流れない映像が脳に突き刺す。
「この戦争の意義は?」「なんのための戦争?」その詰問に戸惑う米兵たち。そして「なぜ日本はブッシュを支持するのか?」とイラク市民に詰問される綿井氏。これらの「?」が宙に浮いてしまっている・・・。
頭を抱えて煩悶する。
■映画オフィシャル http://www.littlebirds.net/
綿井健陽WEB http://www1.odn.ne.jp/watai/

書籍版「リトルバーズ?戦火のバグダッドから」も出ているのでチェックしたい。