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ミッドタウンで鑑賞した「パラサイト 半地下の家族」について

少し前の話になるんだけど、2019年末にミッドタウン日比谷のTOHOシネマズで先行上映されたポン・ジュノ監督「パラサイト 半地下の家族」を鑑賞した。
韓国映画界から世界に飛び出して活躍しているポン・ジュノ作品は好きで、と言っても、それほどマニアックに好きなわけではなく、「殺人の追憶」、「グエムル」、「母なる証明」、「シェイキング東京(短編)」は鑑賞していたけど、その他の作品は未見という程度。

それでも「パラサイト」はカンヌでパルム・ドールを獲っているし、アメリカでもヒットしているという話を耳にし、とても観たいと思っていた。

鑑賞したのは、先行上映初日の午後イチの回。広いシアターの観客席はほぼ埋まっていてた。観終わって思ったのは、世界的に大ヒットした「ジョーカー」と通底するテーマは近いと思うんだけど、物語の構成やアイロニカルなところなどを含めて、本作の方が断然良かった、ということ。

シアターを出てミッドタウンの華やかさの見方が変わる感触を含めての作品だった。


貧しい一家の“計画”とは…!?『パラサイト 半地下の家族』90秒予告