make no statement

音楽や映画、本などの感想や、日々思うことなどをゆるく。

2011年最後の日



今年はとにかく多くの変化が起きた年だった。日々、大きなニュースがメディアを通して流れ、それに翻弄される。そんな一年だったと言えるかもしれない。こうした状況の中で、テレビがデジタル化に完全移行したのは極めて印象的だ。僕のまわりには、このタイミングで情報収集端末としてのテレビを切り離した人が何人もいた。多くの情報を接種するから、心を乱されるのであって、情報を遮断することで、真の自分と向き合い、ありのままの自分を守り、生きることができるのかもしれない。

しかし、好奇心(というか野次馬根性)が頭をたれるほどに旺盛な僕は、テレビや各種の情報端末を手放すことがどうしてもできない。むしろそれを浴びるように接種したいとすら考えてしまう。

今やiPhoneは必須のデバイスとなってしまったし、もっとも接するデバイスでもある。全世界的なスマートフォンの普及は、著しくコミュニケーションをハイスピード化させた。それはすなわち、政治や経済も高速化することで、「アラブの春」は象徴的だ。また、3.11直後のツイッターのTLも印象的だった。

2012年はどんな年になるのだろう。2011年に噴出し、棚上げになった諸問題がそのまま解決策もなく持ち越されるような年になりそうだ。