make no statement

音楽や映画、本などの感想や、日々思うことなどをゆるく。

シャベリ場


昼過ぎにたまたまやっていたNHK教育『真剣10代しゃべり場』を見入ってしまった。
僕はこの番組を故意に避けているようなフシがあって、それというのもなんだか強烈な"青臭さ"感があるため。10代の頃に犯してしまった小さな小さな過ちを見てしまう、そんな気恥ずかしさがあるのです。
今回は「人生、勝ってこそ意味がある!」というのがテーマ。高校をドロップアウトしてラーメン屋の経営を目指し、修行中の女の子(現在19歳)が本テーマの発起人。ラーメン屋経営で成功するという確固たるビジョンにむけ邁進している彼女の思考に同年代の少年少女(ほとんどが学生)が食って掛かっていた。高校は行っといたほうが良いよ、とか。先日の日本的な"ムラ社会"の思考じゃないが、はみ出し者を潰しにかかる、出る杭は打つ思考が目立つ。まあそんなことは世の常だが、今回見てて興味を引かれたのが、同年代でも社会に出てるものと出ていないものが、これほどまで「格」が違うのか、ということです。
親の庇護や学校というカゴの中で守られている学生と、社会に出て実経験を積んでいる者とでは、「理想」と「現実」の距離がありすぎる。