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南極日誌



この映画を知ったときからかなり関心を寄せ始め、オフィシャルページも熱心に追いかけていた(俺の中での)この夏一番の期待映画『南極日誌』を観にいった。
折角の休みってことで、公開初日・朝一の回@シネカノン有楽町。
意地で長蛇の列かも、と思って早めに行ったが、そうでもなく。例の韓流ブームのあおりか、中年女性が目立つ。いまやエンタメ界は40〜60歳くらいのオバサンを取り込まなくてはならなくなった。お金持ってるしね。なんて脱線。

とにかく『南極日誌』。
南極の到達不能点を6人の韓国人探検家が目指すというストーリー。人数が徐々に減っていき、陽が落ちなくて極寒の白銀世界が続く異常な環境が、そしてトラウマが、隊員達の精神を蝕んでいく・・・。果たして到達不能点にたどり着けるのか?途中で拾ったイギリス探検隊の『南極日誌』に描かれていることとは?
まず思ったのが、ころロケの大変さである。映画の95%が白銀の世界で撮影。これを実際に撮る勇気が凄い。おそらく、日本映画界ではここまでできないのでは?限界は織田裕二の「ホワイトアウト」か。今の韓国映画界の器量が出ていると言えるだろう。
さて、ストーリー自体は、南極を舞台にした「グリム寓話」といったところか。個人的にはMナイトシャラマン作品のような大オチを予測していたんだが、そうでもなく。ちょっと肩透かしをくらった感はアリ。