make no statement

音楽や映画、本などの感想や、日々思うことなどをゆるく。

[音楽]夏なんです




まだ梅雨明けはしてないようで、カラッと晴れる日が少ないような気がする東京。いまいち気分もスカッとしない。コカコーラのCMのような爽やかさとは無縁の、それこそジメっとした湿度の高い少年期を過ごしてきた僕にとって、夏と言うのはあまりに眩しかった。
10代というのはとにもかくにも自意識が異常に過剰で、いつも誰かに見られているのでは?馬鹿にされているのでは?という出所のない負い目を感じながら生きていたような記憶がある。だから開放的なサマーシーズンを無邪気に過ごすことは出来なかった。
そんな時期から考えると、"思えば遠くへ来たものだ"。
そこまで人の目を気にすることなく、自然体に近い形で自分を表現できる年齢になってきたような気がする。夏も楽しめる。
そこで今聴いているのがカレイドスコーピオテン・キ・ヴァレール』。夏にふさわしい一枚。ブラジル出身の男女ユニットで基本的にはブラジリアンドラムンベース・ハウスという路線。少々、セルアウト気味なきらいもあるが(ドメスティックに考えるとm-floのポジションか)、純粋に体を揺り動かされるアルバム。大手CDショップなどのダンスミュージックコーナーで試聴可能だと思います。
http://www.nss-soft.com/aperitivo/sound/ptcg_3005.html