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最近、「捏造」という言葉が気になる。ってことで、熊井敬監督作品『日本の黒い夏』を見る。
1994年の「松本サリン事件」時に河野氏が犯人視されてしまった。その実態、そしてそれに大きく関与する当時メディアの動向を、地元の高校の放送部が検証ドキュメンタリーを作る、という視点で描かれた一作。
警察のメンツ、警察とメディアとのリレーション、情報のフロー、視聴率・・・・・・、様々な要因が河野氏を追い詰めていく様がだいぶ古典的な演出で表現されていた。
2000年の作品だが、セリフに「奴さん」とか出てきてちょっと驚き。