make no statement

音楽や映画、本などの感想や、日々思うことなどをゆるく。

朝生鑑賞/「リクルート」という人材工場について、など。


●若手実業家を主眼においたテーマで放送される、との報を聞き、興味深く見た朝生。

田原さんの仕切り方、質問の仕方はきわめてテレビ的で、元々の気質はやっぱりテレビ屋さんなんだろうなーとか思いつつ、ホリエモンさんやチームラボの猪子さんの発言とかも面白く視聴した。なかでも、僕が気になったのは、「リクルート」という会社についてのくだりだ。実際、パネラーにもリクルート出身で起業した方も来ており、リクルートという会社の文化についても言及されていた。

僕自身、「リクルート」という名のつく企業(グループ会社ですけどね)に、ほんの数年だが在籍したこともあり(職種は営業じゃないですが)、やはりあの会社の層の厚さ、マインドの高さ、仕事の仕方については今思い出しても感心するところは多い。社内で長いキャリアを築こうと考えている人間は少なかったし、ここで何かしらのスキルや人脈を獲得して、それを元手に起業なり転職をしようという人間がほとんどだった。本当によく、「ここは学校だね」なんて言ってたのが想起される。

これだけの不況下の今、上場もしていないリクルート社の実態がどうなっているのかはよく分からないけど、とにかくあそこで主体的に働けば、多くのものを得られるのは確実。大学生の方で就職を考えている方。安定もいいけど、リクルート的な働き方で、20代を仕事漬けにするのもアリだと思います。いやホントしんどいと思いますけど…。

詳しくはこの本にも載っているので、ぜひ。

リクルートという奇跡 (文春文庫)

リクルートという奇跡 (文春文庫)