『親切なクムジャさん』を観る。まわりは中年男女だらけ。んー、多分観たら気分悪く映画なのに…、やはり韓流か…。とか思いつつ、初老の男性の咳払いを気にしつつ、上映開始。「人面犬」とか。細かい笑い、ユーモアは好きだ。かなり直截的な絡みシーンも。「おかあさん、チャンネル変えて」そんな雰囲気が劇場に流れた、と感じたのは僕だけか…。
本作はパク監督の復讐三部作の最後。今までより、生易しい感じではあった。しかし、イ・ヨンエのラスト近くの演技、哀しみを恍惚が混じった表情は、鬼気迫る。あんな表情は観たことがない。あの演技を観るだけでも価値アリか。