make no statement

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テレビとネットの融合@堀江氏



本日の日経新聞の朝刊を見て、遂にキー局が動きたしたな、と。
以下、読んでいただければ分かると思うが、日本テレビが本格的なコンテンツのネット配信を秋以降打ち出してくる。

■日テレ、ネットで番組を有料配信・1年内に1万本以上
日本テレビ放送網は10月からインターネットで自社番組を有料配信する。ネット上に会員制のホームページ「第2日本テレビ」(仮称)を開き、1年以内に1万本以上の番組を用意、100万人以上の視聴者を確保する計画。放送と通信の融合を見据え、民放大手が番組を本格的にネット配信するのは初めて。地上波放送で広告収入に依存してきたテレビの事業モデルに影響を与えそうだ。
ネット配信事業はソフトバンクグループやUSENなど新興ネット企業がけん引しているが、内容は映画やスポーツが中心でテレビ番組はほとんどない。ライブドアが今春、フジテレビジョンを買収しようとした狙いの1つはフジの番組を配信コンテンツに取り込むためだった。日テレは自社番組を武器に民放側から打って出て、ネット上での主導権奪還を目指す。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050712AT1D1105K11072005.html

すでにネット先進国・韓国では、各テレビ局が番組放送後すぐにネットで再放送しているとのこと。しかし、権利をクリアにしていなかったため、番組出演者等々と局がトラブルを起こしている。
日本もしかりで、ネットコンテンツとして過去の番組を掘り起こす場合、この「権利」が一番のネックとなる。現状では、その法整備が着々と進められているようだ。


いやはや、「第2日本テレビ」というネーミングがいかにも日テレらしい。


[追記]
共同通信のニュースから。

■15日から番組をネット配信 フジテレビジョン
フジテレビジョンは12日、インターネットで自社の番組を有料配信し、視聴者がいつでも好きな時に見られるようにする新サービス「フジテレビ On Demand」を、15日から始めると発表した。
日本テレビ放送網も12日、10月にも番組の有料ネット配信を始める考えを表明しており、ライブドアニッポン放送株買収問題で関心が高まった「放送と通信の融合」が、日本でも一気に動きだした形だ。
フジの新サービスは、主要なネット接続サービス業者(ISP)などと提携してサイト上にフジの特設コーナーを設け、録画した番組を提供する仕組み。

競争が激化しそうですね。