make no statement

音楽や映画、本などの感想や、日々思うことなどをゆるく。



この前NHK-BSを見てたら『熱中時間』とか言う番組をやっていた。何かにハマっている人たちを紹介する番組。市井のマニア紹介。紙相撲マニアとか。ソノシートマニアとか。
まあ渋い番組。明らかにターゲットは「リタイア後、趣味見つけたい」、そんな層。
所謂「大人の趣味」ってのは無いよりあったほうが断然良い。生活に潤いが出るかも知らん。今冬で28になる小生、そんな趣味一個くらいあればな、なんて思った。「大人の趣味」。う〜ん。王道は「釣り」、「ゴルフ」とか。いや面白そうだけどね。あ、待てよ自分。ここ数年、気になっていたものがあった。
「浮世絵」。
これはめちゃめちゃ渋い。フランス旅でも「日仏文化会館」で広重展を見てきた。
ということで、「浮世絵ワンダーランド」となる本を読んだり。


高橋克彦の浮世絵ワンダーランド

本書によると、現代において「浮世絵」は一つの芸術の範疇に捉えられているが、実際には江戸庶民の情報伝達ツールや遊びのために用いられていたということらしい。今で言うと、雑誌に近いようなものだったとかな、解釈する。
しかし、浮世絵の構図ってのはおもしろい。同時に春画の本も読んだが、性器がリアル。どんだけエレクトしてるんか!って話。現代の漫画みたく、「目が大きい」とか「女性は巨乳」みたく記号ってことなんだろうけども。