make no statement

音楽や映画、本などの感想や、日々思うことなどをゆるく。

内向した青春

sassin012004-12-11


最近は年末なのに、時間があるせいか、漫画を読み返すことが多い。ま、毎度毎度思うのだけど、2回目、3回目に読んだときには発見も多いし(複線の張り方とかね)、読んだときの年齢によって感じ方も違う。

んで、「青い車」。よしもとよしとも原作で最近ARATA宮崎あおい麻生久美子ら出演で映画化された。未見。なのでなんとも言いようが無いですが、高校生くらいの時には、どっぷりこういった"特に劇的な事は起こらないけど、丁寧で綺麗な描写で青春を綴る"漫画に心酔していたことは間違いありません。魚喃キリコとか、ね。

強引な言い方になってしまうかもしれないけど、黒田硫黄の「茄子」なんかもこの系譜に流れてきてしまうような気はするわけで。大学の頃なんかは、アフタヌーンIKKIの発売日が待ちどおしい、そんな日々を過ごしていた、いやあ、モラトリアムです。

そして、ここ数ヶ月、そんなだらーんとした気分で蘇ってきたのが、武富智。子供と性と美女ってキーワードが見え隠れするようなその作風に、学生の頃の童貞感が、飲みすぎて乗ったタクシーの中のこみ上げのように甘酸っぱく戻ってくるのでございます・・・


・・・っていうので共感してくれる20代後半の方、友達になってください


武富智
http://www.linkclub.or.jp/~twop/sna/