make no statement

音楽や映画、本などの感想や、日々思うことなどをゆるく。

「新聞をどうするか」問題


●「新聞イズデッド」ということはネットの台頭により結構前から指摘されていた問題で、事実、部数は下がってきているようだし、米国では廃刊になったり無料化したりと、そのビジネスモデルが大きな転換期を迎えているようだ。ここ日本においては、広告出稿の激減があったりと、広告メディアとしての価値が下がってきたりしていて、新聞社は大いに頭を悩ませている。「信頼ある情報を網羅的に取得できる」新聞というメディアは自体はなくならないと思う。これはまったくもって主観的な意見だけど。ただ、ネットとの融合は進んでいくのだろうと思う。現在、アマゾンやソニーからは、テキストメディアをダウンロードして読めるハードウェアが出ているし、新聞もネット経由でダウンロードして読む、ということがリアルになってきている。

そんな中、新聞どうしよう…と日々、考えていたりしている。子どもの頃からずっと新聞を読む生活をしていたので、「新聞を取らない」という選択肢はない。問題の焦点は「どの新聞を購読するか」、だ。子ども頃から読んでいるのは朝日新聞。朝日を読むことに慣れているし、実際、他紙も読んだけど、情報・デザイン・フォント等も含めて一番読みやすいのは、朝日なのである(面倒なので右・左とか、思想的なものは無視してね)。

しかしながら会社勤めのサラリーマンとしては、「ビジネスの共有言語」としての日本経済新聞を読まなくてはいけない。うちの会社では日経の話題がやはり共通言語として出てくるし、各業界の知識・トレンドを得る上で必要不可欠だとも感じる。…しかし、朝日を捨てることもできない。二紙ともに読めばいいのであるが、時間的・経済的な余裕がない。それであればネットを駆使して、効率的に情報収集をすればいいじゃん、という意見もあるが、やはり情報は全体的に網羅したいし、良い意味でのアクシデントみたいな情報も拾いたい。さらに、掲載されている広告も重要で、欲しい書籍なんかは新聞広告で知り、買うという頻度は少なくない。結論、やはり新聞は購読するに限るのである。

苦渋の選択として、メインでは朝日を取り、時間的な余裕がある土日に日経を読む、というサイクルを回しているが。うーん、どうしたもんかな。なかなか具体的な解決策・最良の方法が見つからない。