make no statement

音楽や映画、本などの感想や、日々思うことなどをゆるく。

裏サザンオールスターズ




先日のお休みに、気まぐれにプレイしたカーネーションの『Mellow My Mind』。ジャケはgroovisions。メロウでウェルメイドなポップス集。特にヒットした「It's a Beautiful Day」は言わずもがな名曲。それだけでなくて、例えば一曲目の「edo river」もピアノソロからカッティングギターが入り、ファットなドラム、キャッチーなメロディ。いや良い、実に良い楽曲なのである。

だがしかし。
何故か他のアルバムまでは手を出そう、という気になれずにいた。のだが、ふらりとレンタルしてみた。そう、名盤とよく聞く『天国と地獄』を。

オリジナルの発売は92年。チャゲ&飛鳥がミリオンセールスをガンガン生み出していたその時期にひっそりと世に出たこの盤を14年後に初めて聴いたのだが…。
正直、驚いた。たぶんオンタイムに聴いていたら僕は熱心なカーネーション信者になっていたかもしれない。サンプラーなどを用いた適度な実験性と、当時のアシッドジャズムーブメントに呼応するようなホーン使いやオルガン使い。そして、やはり美メロ。
もっと評価されるべきバンド、とはよく言われているが、絶対にそうだと思います。
ちなみに。僕には、バンドの佇まいがサザンオールスターズに似ているような気がします。
http://www.carnation-web.com/