make no statement

音楽や映画、本などの感想や、日々思うことなどをゆるく。

日本の、



先週か先々週くらいにNHKでやっていた「日本の、これから」という番組を見る。今の若者を問う番組。生放送だったようで、スタジオにはオトナとワカモノが数十名。大人代表のゲストが泉谷しげる。若者代表が平山あや
格差社会が進みゆく現代日本において、働かない若者の大部分は「堕ちていく」と僕は思っている。「堕ちる」とは、社会的なポジションから堕ちていくことである。例えば、年を取れば取るほど、「正社員」として働いていくのは難しくなってゆく。ドロップアウトにはそれなりのリスクを背負わなければいけない。
人によって、何に価値基準を置くのかにもよるが、一般的な「幸せな家庭を築く・維持する」ことが共通の「良しとされる価値」だとする。「堕ち」てしまうと、これを実現するのはなかなか難しい。
そこらへんも含めて、社会背景的に持つべき目標もなく、やりたいことはある程度実現可能=可能性が無限大と思わせるこの社会で、指針を決めて若者が生きていくのは難儀なことである。