make no statement

音楽や映画、本などの感想や、日々思うことなどをゆるく。

私鉄沿線



昨日のダイアリに記したように友人のお通夜のため、地元へ。
といっても東京から郊外に延びる私鉄の沿線。小一時間で現地へ到着する。秋を感じさせる満月がしみじみとみなぎっている。お香の匂いが鼻をつく。
久しぶりに小・中を共にした友人達と再会。もちろん皆、黒いスーツで身を包み、胸元にはしっかり黒のタイ。
約一時間ほどでお焼香を済ませ、決まりきったかの如く近くの居酒屋へ。
やはり同級生の親の死。自分たちにも近い年齢の親がいるってことで、神妙な面持ちになったりもする。が、次第に酒も入り無礼講ってことで、まあ、男が集まれば、ってことでくだらない話へ。
年も年なんで、結婚についてがメインテーマになってくる。
ここで一人が言い出した…。
「彼女の親に結婚を申し込みににいったときに、"幸せにします!"とは言えない」と。
曰く、この先に何があるのか分からないので(突然病気になるかもしれないし、事故になるかもしれないし…)、そんな確約はできないから、「幸せにします」とは言えぬ、とのこと。
「それは違う」と、皆。
それからはその意見を説き伏せるように、手を変え品を変え、説得。彼女の父親になったつもりで。約1時間後、なんとか分かってくれた。

でも実際問題。親父の立場になって考えてみると。仮に30年弱愛くるしく育てた娘を、付き合って数年だかの、何処の馬の骨ともわからんやつが、ガバッともっていく。「そりゃありえんっ!」(親父胸中)ってことだと思う。
だから、彼女の父親とは怖いものですよ。