勝手に「ハリーポッターと賢者の石」
世界的に話題の書となっている「ハリーポッター」シリーズ。
筆者はこの手のファンタジーは苦手というか、嫌いなので、
読んだことが無いですし、今後も読まないと思います。
が、勝手に『こんな話なのかな』と想像して、話を進めます。
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「イテッ!」
クスクスクス…。クラスメートからの笑い声が
天井の低い無駄に荘厳なゴシック調の教室に響き渡る。
「ハリーの奴、また失敗したらしいぜ」
「あいつってマジで覚え悪いよな! ハリーって
一年中ハロウィンなんじゃねーのか!?
だって、くりぬいたカボチャみたいに頭ん中
カラッポだからよっ!」
ハリーは、先生にテキストで叩かれ、
クラスメートには言葉で叩かれ、
本当に気が滅入って、頭を抱えながら
うずくまっていた。
いや、うずくまるしかない、という表現の方が
正しいかもしれない。
実際ハリーは、このマジックスクールの劣等生であった。
マジック概論はもちろんのこと、実技・応用とも
クラスで最悪だった。
担当講師はハリーのことを、"マジ"で「ハロウィンな奴」、
つまり未だにアメリカのガキのようにファンタジーを夢見る
ハリウッドテイスト="リアルじゃない"=ただのバカ、と
思っている。
基本科目であるテーブルマジックですらこの半年、全く上達しないのだ。
これでは地方の営業もままならない。
講師はハリー(芸名)、つまり本名:竹田宗夫(35歳・無職)に
向かってこう言った。
「お前才能ないよ」。
中野にある"マジックスクール"=中野マジック塾、
きしくも秋晴れの10月31日のことだった。
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竹田宗夫の将来は如何に!!??
次回、「ハリーポッターと秘密の部屋」。