make no statement

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クニモンド瀧口「2019 City Music Tokyo FW」

2000年代以降のシティポップの潮流は、流線形から始まった。といっても過言ではないほど、流線形というユニットは現在のポップシーンで重要な立ち位置にあると思う(しかも再始動するとかしないとか)。僕は、2000年代半ばくらいに流線形Tシャツを購入して、そのTシャツは夏になると度々着用する。誰にも気付かれないけど。

で、その流線形の中心人物はクニモンド瀧口氏。選曲家やDJ、文筆家(現在は男性ファッション誌「UOMO」でコラムを連載)としても活躍されている瀧口氏がApple Musicでプレイリストを公開した。

佐藤博からスタートし、iri、さとうもか、GUIRO松本伊代中原めいこ、キャロル&チューズデイのOST一十三十一……など新旧折りませながら、最後は坂本龍一&カクトウギセッションで締めるというプレイリストで、最高に耳触りが良い。

その中でも白眉は、ジャパニーズソウルのど定番「頰に夜の灯」(吉田美奈子)に続く、「STARS」(中島美嘉)だと思う。冨田ラボによる煌びやかでゴージャスな編曲が最高。

しばらくはこのプレイリストをずっとリピートで聴いていたいと思う。